ラグリマ [Lágrimas] (涙)

ギター演奏:ナルシソ・イエペス
作曲:フランシスコ・タレガ


2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
http://arisada.f5.si/spain/Lagrimas.html

 ラグリマ [Lágrima] は、スペインのギタリスト、フランシスコ・タレガが作曲したソロギターの前奏曲。 「♬ アルハンブラの思い出」とか「♬ アラビア風奇想曲」といった、ギター音楽を数多く作曲したフランシスコ・タレガ (1852〜1909) は、古典派以後に衰退していたクラシック・ギター音楽を復興させたことから「近代ギター音楽の父」と呼ばれている。 マドリード音楽院でピアノや作曲法を学ぶ傍ら、早くからギター演奏に取り組み、バルセロナを本拠に活躍した。 そのタレガのロマンティックな珠玉の小品の1つが、この「涙」を意味する「ラグリマ」で、一説によると、1891年12月、タレガがマジョルカでの演奏旅行を終えて帰宅した際、妻(マリア・ホセ・リソ)から、3日前に亡くなった娘 (コンチータ) のことを知らされ、その時の悲しみを曲に込めて作られたと云われている。

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