旅の栞(トルコ)

6月26日

カッパドキア [Kapadokya](Ⅲ)

2024年5月31日(金)10:00をもちましてURLは下記の通り変更になります。
http://arisada.f5.si/turkey/newpage9.html

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カッパドキア [Kapadokya]
カッパドキアは、何百万年もの昔、3つの火山、エルジイェス、ハサン、ギュルルの噴火によってできた凝灰岩の台地で、標高1000メートルを超えるアナトリア高原中央部に、100km²近くにわたって円錐型、尖頭型、円柱型、キノコ型、帽子をかぶっているように見える形の奇岩が林立している。(“妖精の煙突”)  この不思議な風景は、柔らかい地層 (凝灰岩の層) と硬い地層 (玄武岩の層) が重なり合い、柔らかい地層は雨に打たれ、湖や川、特にクズルウルマック川によって浸食されて現在の姿になった。 3世紀半ばには、ローマ帝国の弾圧を逃れたキリスト教の修道士たちが、カッパドキアに移り住み、柔らかい岩をくり抜いて住居や教会を作ったとされているが、カッパドキアのどこからも迫害された記録も証拠も発見されておらず、最近の調査ではヒッタイト民族が洞窟や地下都市を作り、その後、時代に応じて様々に利用されてきたのではないかと考えられている。 内部は、円柱や丸天井、家具調度品 (椅子、テーブル、祭壇など) に至るまで刻み穿たれている。 カッパドキアは「美しい馬の地」を意味するペルシア語のカッパトカ [Katpatuk] に由来し、トルコ語では [Kapadokya] と記される。
洞窟ホテル・テメンニ エヴィ [Temenni Evi Hotel] の屋上からの風景 (06:31)
「南南西」MAPLay. 1 A
洞窟ホテル・テメンニ エヴィ [Temenni Evi Hotel] の屋上からの風景 (06:31)
「西」MAPLay. 1 B
洞窟ホテル・テメンニ エヴィ [Temenni Evi Hotel] の屋上からの風景 (06:31)
「西北西」MAPLay. 1 C
洞窟ホテル・テメンニ エヴィ [Temenni Evi Hotel] の屋上からの風景 (06:31)
「北西」MAPLay. 1 D
洞窟ホテル・テメンニ エヴィ [Temenni Evi Hotel] の屋上からの風景 (06:32)
「南」MAPLay. 1 E
洞窟ホテル・テメンニ エヴィ [Temenni Evi Hotel] の屋上からの風景 (06:32)
「西南西」MAPLay. 1 F
洞窟ホテル・テメンニ エヴィ [Temenni Evi Hotel] の屋上からの風景 (06:32)
「西北西」MAPLay. 1 G
洞窟ホテル・テメンニ エヴィ [Temenni Evi Hotel] の屋上からの風景 (06:32)
「北西」MAPLay. 1 H
洞窟ホテル・テメンニ エヴィ [Temenni Evi Hotel] のロビー (07:16)
「東南東」MAPLay. 1 I
"Temenni Evi Hotel" を後に、トゥズ湖 [Tuz Gölü] へ向かう (07:26)
「北北東」MAPLay. 1 J
階段上にある建物が "Temenni Evi Hotel" (07:27)
「南南東」MAPLay. 1 K
階段上にある建物が "Temenni Evi Hotel" (07:27)
「南南東」MAPLay. 1 K
ホテルへの通路脇にある、レトロな雰囲気の "Art Shop" (07:28)
「南南西」MAPLay. 1 L
途中立ち寄ったトルコ石専門店 『AGAD』 (07:51)
「西」MAPLay. 1 M
トルコ石専門店 『AGAD』 (07:52)
トルコ石(英語:turquoise、ターコイズ)は青色から緑色の色を持つ不透明な鉱物で、化学的には水酸化銅アルミニウム燐酸塩 [CuAl6(PO4)4(OH)8・4H2O] と表される。 トルコでトルコ石が産出されたわけではなく、イランやシナイ半島などで産出されたものが、貿易でトルコを経由して、文化と共にヨーロッパへ広がったのがきっかけで、トルコ石」と呼ばれるようになったと言われている。 因みに、現在のトルコからは、トルコ石は産出されていない*

トルコ国内でも、エルズルムという町と、アララト山付近では少し産出される。
MAPLay. 1 M
トルコ石専門店 『AGAD』 (07:53)
トルコの人々は、嘗て、中央アジアで遊牧民として暮らしていた。 その頃、信じられていた宗教はシャーマン教と言われる多神教で、神は自然の中に宿ると考えられていた。 その中でも空や水は重視され、現在の土地に移り住むようになってからも、空や水を象徴するブルーを基調とした色は魔除けになると信じられている。 たとえばトルコの代表的なお土産である、 邪視から災いをはねのけると信じられている御守り、"ナザール・ボンジュウ"(トルコ語: Nazar boncuğu)も、青いガラスに中心から青色・水色・白色の着色で目玉が描かれており、空や水を象徴した色で彩色されている。  トルコ石も然りで、古来トルコ石は「神から人が授かった宝石」と言われ、ブルーを基調とした色は、病気や災いなど、この世のあらゆる悪を追い払う魔力を持つ御守り (宝石) として、珍重されてきた。  トルコ石の名の由来は、13世紀にトルコと活発な通商関係にあったヴェネチアを経由して、文化と共にヨーロッパにもたらされたため、フランス語でトルコの石 (pièrre turquoise:ピエール・チュルコワーズ) と呼ばれるようになり、名前が普及した。  ただし、トルコではトルコ石 (ターコイズ) の産出はなく*、産地はイランやシナイ半島などであり、トルコはトルコ石の普及の地になった国である。
この後、トゥズ湖へ向かう。

トルコ国内でも、エルズルムという町と、アララト山付近では少し産出される。
MAPLay. 1 M

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