乙女の祈り [Modlitwa dziewicy]

ピアノ演奏:ジョセフ・クーパー
作曲:テクラ・バダジェフスカ

 日本では、知らない人が、居ないと言って良いほど有名な曲。 1851年4月14日発行のワルシャワの日刊紙に「最近テクラ・バダジェフスカ嬢作曲による《乙女の祈り》というピアノ曲が出版された。」という内容の記事が掲載された。 22歳の時に作られたとされるこの曲は、ワルシャワで話題となり、後年パリの音楽雑誌「La Revue et Gazette Musicale」の付録としてパリで発表され、世界的な大ヒットとなった。 日本に紹介されたのは、明治時代で、美しく優しいメロディが広く愛され、ピアノ経験者にはもちろんのこと、 オルゴールの定番曲としても、なじみ深い曲となっている。 27歳という若さで亡くなるまでに、30以上の曲を作ったと云われているが、大半は戦災によって焼失しており、彼女の 詳細を知ることは困難となっている。

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